音のない世界の白うさぎさん~リリィ
作・絵 Charia
出版日 2020/09/26
本体 1,100円
紹介文
この絵本は、生まれた時から耳の聞こえない白うさぎリリィが、色々なことに挑戦し、障がいを乗り越えていく感動のストーリーです。
視覚障がいのある方も楽しめるように、アニメ制作会社と協力し、メロディー・音声朗読付きの絵本映像を制作して収録しました。
また、映像絵本の後には、手話キャスターによる、簡単な手話レクチャー動画も収録しています。
対象年齢関係なく、大人も子供も楽しく手話を覚えていただけたらと思います。
手話に少しでも興味をもってくれたら嬉しいです。
たくさんの場所で、多くの手話の花が咲きますように……。
あらすじ
生まれた時から 耳の聞こえない 白うさぎのリリィが いろいろな事に 挑戦します。
詳細
1章 電子書籍
『音のない世界の白うさぎさん リリィ 〜わたしだってできるんだ〜』
2章 ①映像・絵本アニメーション動画
②絵本にでてくる手話レクチャー
絵本(作・絵) … Charia (ちゃりあ)
動画(アニメプロデューサー・監督) … 沼田心之介:ピーターパン・クリエイション
動画(制作) … 875(はなこ)
手話アーティスト … 岡本かおり:Deaflympics(金・銀・銅メダリスト)
音声・朗読 … 鈴木美和:女優・ナレーター
著者メッセージ
少なくとも1000人に3人が聴覚に障がいを持っています。
(日本の聴覚障がい者数18歳以上で34万3千人。子どもは1万5千8百人くらい)
本作品は、少しでも多くの人が手話に興味を持ち、手話の花を咲かせてくれたらという思いで描きました。
子供の頃から両親の都合で海外移住が多かった私は、コミュニケーションや言葉の壁でたくさん悩んできました。今回は手話がテーマですが、言葉ひとつで相手を幸せにしたり、傷つけることもできるので、言葉の大切さも考えるきっかけになるとよいなと思ってます。絵本を通じて、少しでも心のバリアフリーを目指したいです。
この世の中が優しい世界に包まれますように・・・
著者経歴
Charia (ちゃりあ)
20歳の時に看護師になる為に、帰化をして日本国籍を収得。
日本の小児科病棟に勤務後、アメリカのワシントン州に留学。
医学を学びながらデザインの勉強をする。
その後、2年間ほど東南アジアの病院をまわって、医療に携わる。
現在、看護師をしながら、デザイン系の仕事をしている。
オリンピック・パラリンピック応援プロジェクトの手話合唱団のチームリーダーに就任したきっかけでさらに、手話を深く学ぶ。